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2006年06月01日(木) 10時11分

違法駐車の確認、民間委託がスタート 1578人出動朝日新聞

 道路交通法の改正に伴う違法駐車の確認業務の民間委託が1日午前、始まった。新制度は、駐車違反の基準を明確にし、迷惑車両を一掃するため、短時間の放置でも取り締まる。デジタルカメラと黄色いステッカー(標章)を持った駐車監視員1578人が全国の繁華街や観光地で、目を光らせたが、名古屋や札幌、京都などでは携帯端末がうまく作動しないトラブルも起きた。

  

機械の操作に手間取り、警察官の指導を受ける駐車監視員たち=東京都渋谷区で

停車している車を見つけては、運転手に注意して回る駐車監視員たち=東京都中央区で

 この日、民間委託を始めたのは全国264の警察署で、47都道府県の102市町を管轄する。委託先は警備業など74法人。このほかの警察署では、警察官が取り締まりを担当する。

 警察庁によると、確認業務を全国で最も早く始めたのは警視庁麻布署など都内28署の午前8時。終了時刻で最も遅いのは、歓楽街を抱える神奈川県警川崎署(川崎市)の2日午前5時という。

 新制度では、監視員や警察官が違反車をカメラで撮影し、ステッカーを張る数分以内に運転者が戻らなければ違反となる。

 運転者が反則金を払わないと、警察は持ち主に同額の「放置違反金」の納付を命じる。応じなければ、運転禁止が命じられたり、車検を受けられなくなったりする。

http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200606010080.html