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同社HPや関係者によれば、同社は中国の「中国国際体育旅遊公司」からチケット入手ができるとして、22種の観戦ツアーを企画。1500人以上が申し込んだ。
だが、30日になっても、中国からチケット入手の確認が取れず、同日夜にツアーを中止することをHP上だけで発表。「深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。
また、返金などの対応策については、「決定次第、HPで報告する」とだけ告知したため、顧客からの問い合わせが殺到。31日は朝から電話はつながらない状態が続き、一部の顧客が同社に押しかけた。
夫婦でクロアチア戦とブラジル戦を観戦する7泊8日のツアーに申し込み、総費用約108万円中の約41万円の申込金を払い込んでいる20代の主婦は「信じてくれと言われてましたが…。今回はチケット入手が難しいと思っていたけど、会社は取れなかった場合の対応を何も考えていなかったようです」と不満を口にした。
W杯のチケットに関しては、日本が初出場したフランス大会で、現地に行きながら観戦できないサポーターが続出。前回の日韓大会ではチケットを扱う海外企業が直前に倒産し、会場で空席が目立つトラブルやニセチケット騒動も起こった。
今回のW杯では、日本向けチケットの割り当てが少なかったため、大手旅行会社はツアーの企画を断念していた。
ZAKZAK 2006/05/31