2006年05月31日(水) 21時06分
＜大阪府警＞証拠品の金地金を質に、巡査部長を懲戒免職（毎日新聞）
大阪府警は３１日、事件の証拠品の金地金をロッカーから盗み、質に入れるなどした堺南署刑事課の巡査部長、栗林孝治容疑者（３３）を懲戒免職処分にした。大阪地検は同日、質に入れた金地金が事件捜査に必要であるように装って質屋からだまし取ったとして、栗林容疑者を詐欺罪などで起訴。府警は別の金地金を質に入れ、同様に証拠品としてだまし取ったとして、窃盗、詐欺容疑などで再逮捕した。
栗林容疑者は浪速署に勤務していた昨年１１月２５日、証拠品を保管しているロッカーから時価２４５万円の金地金２本を盗み、１本ずつ違う質屋に入れた。今年３〜４月、架空の警察官になりすまし、「証拠品として引き上げる」などと偽造した捜査書類を見せてそれぞれの質屋からだまし取り、貴金属店で売却した。栗林容疑者は消費者金融など約２０社に計約１４００万円の借金があり、返済に苦慮していたという。【和泉かよ子】
（毎日新聞） - 5月31日21時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000116-mai-soci