2006年05月30日(火) 17時02分
架空督促状:電話連絡させ振り込み要求 県、注意呼びかけ /佐賀(毎日新聞)
◇「あなたの保険証が使用停止に…」
架空の「国民健康保険庁」の名前で電話連絡を求める不審な督促状が29日、県内で相次いで見つかった。記載の番号に連絡しない場合、国民健康保険証が使用停止になるという内容。連絡すると現金の振り込みを要求されるとみられ、県や佐賀市は「送付されても電話しないで」と注意を呼びかけている。
同日午後1時半ごろ、佐賀市役所の窓口に市民から問い合わせがあり、発覚した。県のまとめでは同6時現在、佐賀市2件▽多久市2件▽武雄市1件▽川副町1件——の計6件あった。
佐賀市によると、督促状は「国民健康保険負担割合変更のお知らせ」とあり、6月16日までに連絡しない場合、健康保険証停止のほか、預金口座の差し押さえや育児手当の停止などが執行されるとしている。
県の職員が記載の番号に立場を隠して電話を入れたところ、男から「国民健康保険証が使用停止になるので、半年分の7万8000円を銀行から振り込んでください」と言われたという。佐賀市は29日、佐賀署に情報を伝えた。【姜弘修】
5月30日朝刊
(毎日新聞) - 5月30日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060530-00000239-mailo-l41