2006年05月29日(月) 12時57分

「ＴＯＢ価格、安すぎる」　村上ファンド（産経新聞）

　村上世彰氏が率いる投資ファンド（村上ファンド）は２９日、阪急ホールディングスが実施する阪神電鉄株の公開買い付け（ＴＯＢ）条件について「私どもが想定している価格とは依然開きがある」としてＴＯＢ価格が安すぎるとするコメントを発表。今後については「統合効果についての説明を十分に聞いてから総合的に判断する」とした。

　鉄道業界での再編については「経営の効率化と安全性の確保を両立させる手段の一つであり、企業価値・株主価値向上に資すると考える。（阪急と阪神の）本統合の方向性を評価し、期待している」とした。

　しかし、「現時点では十分に納得していない」とし、「どの程度の相乗効果が期待できるのか、具体的な数字を交えて早急に説明していただきたい」と注文を付けた。

(05/29 12:57)

http://www.sankei.co.jp/news/060529/kei055.htm