2006年05月29日(月) 03時05分
ウィニー利用50万台以上、問題化の後も増加(読売新聞)
情報流出が問題となっているファイル交換ソフト「ウィニー」を利用しているパソコンは現在、50万台以上に達することが、ネットワークセキュリティー会社「ネットエージェント」(東京都墨田区)の調査でわかった。
この2年間で倍増しており、今年2月以降、個人情報などの流出が相次いで表面化した後も、利用者は増加傾向にあるという。同社などは、興味本位にファイル交換ソフトに手を出す人が多いのではないかと見て、注意を呼びかけている。
ウィニーを介した情報流出は止まらず、今年4月以降だけで〈1〉皇太子ご夫妻の大阪訪問時の視察経路〈2〉九州電力の原子力発電所業務資料——などの流出が表面化。関係者は、被害を防止するにはウィニー使用をやめるしかないと指摘している。同社は4〜5月、独自の検知システムを使ってウィニー使用状況を調査。その結果、4月16日にウィニーを利用したパソコンの数が過去最高の53万3858を記録。最も少ない5月4日でも39万5339に達し、平均は約46万5300だった。同社が2004年5月に調査をした際には、利用数は27万5133で、約2倍に増えたことになる。
(読売新聞) - 5月29日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000001-yom-soci