2006年05月29日(月) 23時02分

殺人未遂事件で男性を誤認逮捕　神奈川県警　（朝日新聞）

　横浜市青葉区で０２年に起きた殺人未遂事件で、神奈川県警は、広島市に住むとび職の男性（４０）を誤認逮捕したと２９日発表した。男性は２２日に青葉署に逮捕されてから釈放されるまで８日間勾留（こうりゅう）された。

　県警によると、事件がおきたのは０２年８月末。青葉区内の市道で、乗用車を運転していた東京都世田谷区に住む無職の男性（４２）が、連れの女性（２２）をめぐって後部座席の男と口論になり、男に刃物で腹などを刺され約１カ月のけがをした。男は無職の男性を病院に運んだ後に逃走した。

　男と被害者の男性は、知人を通じた知り合いだったが、男の名乗っていた姓しか分からなかったという。県警は、同姓のとび職の男性の顔写真を被害者の男性と女性に見せたところ、「間違いない」との証言を得たことから、今月２２日に広島市にいたとび職男性を逮捕した。男性は「身に覚えがない」と容疑を否認。その後の捜査で、この男性は事件当日は広島市内にいたことが判明したという。

http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200605290376.html