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ポーランドは第2次大戦中、ナチスによってユダヤ系を含む約600万人(人口の5分の1)を失った。反独感情が今でも残っていることから、国民は法王発言に特別な関心を寄せている。
法王はこれに先立つ27日、前法王ヨハネ・パウロ二世の故郷であるバドビツェを訪問した。26日には南部の古都クラクフの大司教公邸にある「法王の窓」に立ち、「親愛なる兄弟たちよ。温かく迎えてくれてありがとう」などと信者らに語りかけ、歓迎を受けた。
法王は前法王と生前から親しく、後継者でもあることからポーランド国民に敬愛されている。世論調査機関CBOSによれば、82%の国民が法王のポーランド訪問を歓迎すると回答している。
法王は同国滞在中、第2次大戦中の「傷」の癒えない年配層らに配慮し、法王の母国語である独語ではなく、イタリア語中心で公務を続けている。
【2006/05/28 東京朝刊から】
(05/28 10:24)