悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
弁護側はこれまでに開示された証拠と冒頭陳述の内容が大きく食い違っているとして、検察側証拠に対する意見を次回公判以降に持ち越した。
冒頭陳述によると、ライブドアの2004年9月期連結決算に向け、堀江被告は宮内被告らに経常利益20億円と公表できるように指示。宮内被告らは株式交換による企業買収で発行する自社株を売却し、その利益を還流させて売り上げに計上する仕組みを考案した。
堀江被告は宮内被告らから仕組みを聞き「そんなにもうかっちゃうの。それで20億いくねえ。その金額乗せといて」と了承した。
さらに堀江被告は業績予想の経常利益を30億円、50億円と順次上方修正するように命じ、実現を危ぶむ宮内被告らに「いいんだよ。強気。強気。50の方が大台に乗ったって感じでいいじゃん」と話したという。
検察側は「ライブドア急成長の実体は、自社株売却益を使った粉飾決算にある」と述べた。
冒頭陳述後、法人2社の公判が分離され、宮内被告の「1月の本社捜索後、対応を協議した際、堀江被告は自分は知らないと周りに念を押し、自己保身の態度を取ったので、かばう必要はないと考えた」との供述調書が証拠採用され、朗読された。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060527/mng_____sya_____001.shtml