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2006年05月27日(土) 00時00分

申請書ない年金免除は5万7000件 社保庁長官「違法」と明言 中日新聞

 村瀬清司社会保険庁長官は26日の衆院厚生労働委員会で、全国の社会保険事務所による国民年金保険料の不正な免除・猶予手続きについて、「(本人の)申請がないまま手続きを取れば、国民年金法の規定に違反する」との認識を示した。

 村瀬長官は、今回の不正な手続きについて、(1)免除対象者本人からの申請書がないのに無断で手続きを行った(2)事務所側が本人に申請の意思を電話確認した上で無断で申請書を代筆し手続きを行った(3)無断で手続きを行った後に本人から正式な申請書を提出してもらった−の3パターンに分類。

 その上で、申請書なしの場合のほか、申請書の代筆も「おかしいと思う」と違法性を認めた。ただ、手続き後に本人の申請書が届いた場合は「情状酌量の部分はある」との認識を示した。

 厚労委の中で社保庁側は、申請書がない無断手続きはこれまでの調査で5万7686件に上っていることを公表。申請書の代筆については約1万4000件程度になることを明らかにした。

 一方、社保庁は三重社会保険事務局での不正手続きに関し、26日付で、原和雄局長を同庁総務部付に更迭、後任に町田好正同庁総務部サービス推進課長補佐を充てる人事を発表した。不正手続き問題での更迭人事は、大阪社会保険事務局長に続いて2件目。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060527/mng_____sya_____007.shtml