2006年05月27日(土) 00時00分

【広域】 年金不正免除で三重社保局 ９８００人を戸別訪問へ、正規手続き促す （東京新聞）

　国民年金保険料の不正免除・猶予問題で、三重社会保険事務局は２６日、管内の職員が手分けして２７、２８の両日、本人の申請がないまま保険料を免除・猶予した約９８００人の未納者宅を戸別に訪問し、正規の手続きを促すことを決めた。

　同事務局と管内の５社会保険事務所の職員計２４０人のうち約８割が休日出勤し、保険料免除・猶予の申請書を持参して対象者を訪問。陳謝した上で、手続きをするよう説明する。

　同事務局は「保険料の免除・猶予が取り消されると、将来、年金がもらえなくなる恐れがあるので、説明と手続きを急ぎたい。不在の場合は、申請用紙と返信用封筒を郵便受けに入れたい」と話している。

　同事務局によると、管内５カ所の社保事務所には２６日、苦情や問い合わせの電話が約２０件あった。このうち、不正処理されていた本人から電話が入り、正規の手続きに応じたのは１件だけだった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060527/lcl_____mie_____010.shtml