３人に２人知らず１１年にアナログ放送終了（中日新聞）

2006年05月26日(金) 00時00分

　地上デジタルテレビ放送への移行に伴って、２０１１年にアナログ放送が終了することを知っている人の比率が３月末時点で３２・１％だったことが総務省の調査で２６日、分かった。１年前の９・２％からは上昇したものの、３人に２人は知らなかったことから、同省は「周知を進めていく必要がある」としている。

　ＮＨＫや民放各局は共同で、１１年７月２４日のアナログ放送停止を視聴者にアピールしたり、販売店にあるアナログ対応テレビにアナログ放送終了を告知するシールを張り付けるなど認知度を高める活動を展開している。

　地上デジタル放送に対応する受信機の世帯普及率も、前回調査の８・５％から１５・３％に上昇した。デジタル対応テレビの視聴者は、３人に２人が「満足」「やや満足」と回答。大半がその理由を「画質」としている。一方「ハイビジョン番組が少ない」「チャンネル数が増えていない」との不満もあった。

　調査はことし３月、全国の４００６人の男女（１５−７９歳）を対象に実施した。

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