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◇無線で情報共有 多治見、瀬戸両署
多治見署は愛知県警瀬戸署と訓練を行い、約48人が参加。多治見市で昨年5月に日系ブラジル人兄弟が警察官から拳銃を奪い県外に逃走した事件や、東海環状自動車道の開通で往来が簡単になったことなどから実施された。
愛知県瀬戸市内のパチンコ景品交換所で現金強奪事件が発生したと想定。犯人役の瀬戸署員2人は、乗用車で数カ所の検問を突破して国道248号を北上、岐阜県内に逃げ込んだ。
岐阜県側では、愛知県警本部から一報を受けて多治見署のパトカーが待ち構え、逃走車両を追走。再び瀬戸市内に逃げ込んだ車両を両署のパトカーが行き止まりの道路に追い詰め、発生から約1時間後に“逮捕”した。
両署員は、互いの管内の無線を聞きながら情報を共有。山間部の無線が入りにくい場所なども確認した。瀬戸署の大谷一明副署長は「重大事件では隣接署の協力が不可欠。広域訓練を踏まえ、通常から迅速な対応が図れるよう備えたい」としている。 (細井卓也)
◇パトカーで挟撃 恵那、足助、設楽3署
恵那署は、愛知県警の足助、設楽両署と連携して計約65人が参加して訓練を実施した。午後2時ごろに愛知県設楽町の県道で、男が下校中の女児を無理やり車に乗せようとし、騒がれたため逃走したケースを想定した。
愛知県内で検問を突破していく車を、同県警のパトカーが追跡。恵那市明智町に入ったところで、岐阜県警のパトカーと挟み撃ちにする形で停止させ、運転していた男を取り押さえた。
恵那署の土田裕通地域課長は「普段は異なる無線の周波数を合わせるなど、連絡をスムーズに取ることが大切。こうした訓練を生かしていきたい」と話している。 (鈴木智行)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20060526/lcl_____gif_____002.shtml