2006年05月26日(金) 00時00分

【湖北】 幼稚園通園バスを７月に試行運転 園児殺害で長浜市教委が方針 （東京新聞）

　長浜市教育委員会は、２月の園児殺害事件を受けて導入を検討していた神照幼稚園の通園バスについて基本的な方針を固めた。７月に試行運転を行い、夏休み明けの９月から本格的に運行を始める。

　通園バスは、自宅から幼稚園までおおむね１キロ以上離れた４、５歳児が対象。マイクロバス２台を運行する。各自治会ごとに最低１カ所の停留所を設け、バスには原則保護者が一緒に乗り込む。幼稚園に園児を送り届けた後、各停留所に保護者を送る。利用料は以前から導入している旧浅井、びわ両町と同額の年間１万２０００円に設定する。

　今後、通園ルートや停留所の位置、時間など細部の調整や委託業者の入札などを行う。

　市教委では、３月議会に通園バスの運行費用として８００万円の緊急予算処置を講じて、運行方法などをＰＴＡ役員や保護者らと検討してきた。

　同園では事件後、保護者が歩いて付き添う個別通園としてきた。今月１８日からは希望する約半数の園児を対象にグループ通園を再開。安全性を確保するため複数の保護者が付き添っている。

　（冨田伸生）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20060526/lcl_____sga_____006.shtml