2006年05月26日(金) 17時29分
経営陣に厳罰の流れ鮮明に エンロン首脳の有罪評決で(共同通信)
【ニューヨーク26日共同】経営破たんした米エネルギー大手エンロンの不正会計事件で、らつ腕経営者のケネス・レイ被告らに25日、有罪評決が下り、経営陣に対して企業不祥事の責任を厳しく問う流れが一段と鮮明になった。
同被告らには9月にも禁固刑の実刑が言い渡される見込み。厳罰が科されることで今後、経営者に法令順守を求める圧力が一層強まりそうだ。
急成長したエンロンは「アメリカン・ドリーム」ともてはやされた。事件以降、ほかの企業でもスキャンダルが相次いで表面化。上場企業に対する不信感が募り投資家の心理が急速に冷え込んだ。ダウ工業株30種平均は一連の不祥事を受けて2002年9月に7000ドル台にまで下落。株式相場へのショックは01年の米中枢同時テロを上回った。
(共同通信) - 5月26日17時29分更新
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