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ライブドアが、中古車買い取り・販売大手ライブドアオートの保有株式を投資ファンドに売却する方向で最終調整に入ったことが２４日明らかになった。
不動産会社のダイナシティ株も６月中の売却を目指し、投資ファンドなど複数の売却先を候補に絞り込んだ。両社ともライブドアの有力子会社で、売却により、ライブドアは６月中に再建のメドをつけたい考えだ。
ライブドアグループが証券取引法違反容疑で摘発されてから有力子会社の売却方針を固めたのは初めて。グループ内の六つの有力な子会社や関連会社の中で、オート社とダイナシティの売却は事業再編の焦点だった。
ライブドアが発行済み株式の５１％を持つオート社については、１５０億〜２００億円程度での売却を目指して個別の投資ファンドとの交渉が最終段階に入っている。ダイナシティについてはこれとは別の投資ファンドなどが候補に挙がっており、最終調整を急ぐ。
また、ライブドアは証券取引法違反に問われており、刑事罰が確定すれば、証券取引法の規定でグループのライブドア証券について２０％以上の株式を保有できなくなる。このため、業務提携しているＵＳＥＮと投資銀行がライブドア証券などを傘下に持つ金融持ち株会社のライブドアフィナンシャルホールディングスの株を引き取ることで、ライブドアの持ち株比率を２０％未満に減らしてグループ（連結対象）から切り離すことを検討している。