2006年05月25日(木) 00時00分

ホンダ子会社社員がインサイダー…課徴金１２８万（ZAKZAK）

　ホンダ系列の自動車用樹脂部品の生産・販売会社でジャスダック上場の「日本プラスト」（静岡県富士市）の第三者割当増資をめぐり、インサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は２５日までに、ホンダ子会社「本田技術研究所」（埼玉県和光市）の社員とその知人の会社員に、課徴金計１２８万円の納付を命じるよう金融庁に勧告した。

　日本プラストは昨年７月、ホンダを相手に第三者割当増資を実施、その結果、ホンダが筆頭株主になると発表した。

　監視委によると、本田技術研究所の社員は日本プラストに技術指導をする責任者で、日本プラスト側との打ち合わせの際、事前に増資情報を知り、昨年６月に同社株７０００株を購入。この社員から情報を聞いた知人は同６月から７月にかけ５０００株を購入した。

　日本プラスト株は増資発表後の昨年７月８日、前日より１００円高い７１８円（終値）のストップ高を記録した。２人は発表後に全株を売り抜け利益を上げた。

ZAKZAK 2006/05/25

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052517.html