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驚愕の実態は、朝日新聞が会計検査院に対し行った情報公開請求で明らかになった。現行の情報公開法では、対象は行政機関に限定され、国会は対象外となっている。
国政調査活動費は、国会議員や職員が国の問題などについて調査活動を行う経費で、今年度予算としては衆院22億9540万円、参院14億6392万円が計上されている。14年の衆院の活動費は28億7477万円、15年は26億7854万円だった。
14年度にこのうち4510万円を、15年度には4987万円を飲食に支出。うち14年度は2317万円が、15年度は3069万円が飲酒を伴う会合に使われていた。
14年10月には、議長、副議長、前議運委員長の3者が、東京・新橋の日本料理店で懇談。ひとり6万5000円の料理と酒代で21万円を払った。
赤坂の日本料理店での議長、副議長らとの懇談では、5人が冷酒5杯、焼酎1本、日本酒8杯、ひれ酒20杯、ビール6本を、まさに痛飲。さぞや調査がはかどっただろうと想像できる。
また銀座のレストランでは、1本1万6800円の高級ワインを6本もあけた。赤坂の日本料理店では、なぜか3000円のお土産代が。帰宅後、お土産を肴にさらに調査を進めたのだろうか。
アヤシイ請求書もあった。神楽坂の料亭で02年7月に行われた参院議長らとの会合には、8人が出席。各5万円の料理など計61万円を支払ったが、この料亭の料理は、最高でも2万円。
店側によると、衆院が事前に店側に見積もりを求め、請求書を事前に持ってくることがあったという。
赤坂の中国人ホステスがいるスナックでも、センセイ方は10回にわたり熱心な“調査活動”を行っていた。
同紙の取材を受けた駒崎義弘衆院事務総長は、15年11月の就任後に自ら決済した院外での飲食費など94万円について先週末、自主的に返還。スナックでも「仕事の話をしなかったわけではない」と釈明し、「当時はそれらの支出がどこから出ているかわからなかった」などと話している。
一方、当時衆院議長だった綿貫民輔議員の政策秘書は「就任時に事務局から、交際費のかわりに調査活動費から支出する慣例になっていると説明を受けた」と回答しているという。
ZAKZAK 2006/05/25