2006年05月25日(木) 00時00分

【三河】 ０８年度まで年間１万６８００トン 豊田市のＣＯ２削減目標値 （東京新聞）

　豊田市は本年度から、二酸化炭素（ＣＯ２）排出量を２００８年度まで年間１万６８００トン削減することを目指すアクションプランに取り組む。２４日に開かれた第３回市交通まちづくり推進協議会の中で明らかにした。　（臼杵秀之）

　現在、合併町村を除く旧豊田市域のＣＯ２排出量は年間７８万トン。プランでは、渋滞解消や公共交通機関利用の推進などを通し、３年間で約２％の削減を目指す。市町村レベルでＣＯ２削減の数値目標を掲げるのは全国でも初めてという。

　朝、夕の通勤時間帯を中心に混雑する若林東町棚田交差点、栄町３丁目交差点など６カ所を渋滞ポイントに指定。バイパスや環状線の整備、交差点改良などに取り組んで渋滞緩和を狙う。

　このほか、環境に配慮した運転を目指す「エコドライブ」を実践するドライバーを約３万７０００人、通勤手段を公共交通機関に切り替える市民を約６０００人増やす数値目標も設定した。菊池春海市助役は協議会の中で「クルマの町である豊田市が率先して環境に配慮した町づくりを進めていくことが重要だ」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20060525/lcl_____ach_____003.shtml