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年齢に関係なく人材が活用されることになる半面、厚労省の担当者は「(一般論として)定年までの雇用が保障される機能がなくなる側面もある」と指摘。必要とする能力が社員にあるかどうか、会社側の判断次第では厳しい運用にもなりそうだ。
同社は、2004年4月に年齢や経験などとは無関係に、職務内容によって給料を決める「職務給」制度を導入。定年制廃止に伴い、年金制度や退職金制度も見直す方針で、より能力主義的な色彩が強まる。
改正高年齢者雇用安定法が4月に施行され、65歳未満を定年としていた企業は(1)定年延長(2)継続雇用制度の導入(3)定年廃止−のいずれかの措置が必要となった。今年1月の厚労省の調べでは、従業員300人以上の企業で定年を廃止するとの回答は0・5%にとどまった。
同社の正社員は約5000人で、平均年齢は約34歳。創業35年のため定年を迎える社員は今後5年間で5人、10年間でも50人程度にとどまる。「団塊世代の大量退職者を抱える企業と異なり、退職、年金制度を改める時間がある」(同社)ことも、定年制廃止を後押ししたとしている。
同社は、パート約13万人のうち60歳以上が約2500人、最高齢は82歳と、高齢者雇用に実績がある。
http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20060524/mng_____kei_____002.shtml