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■三井住友は一転6800億円
この日決算発表した三井住友フィナンシャルグループは最終利益が六千八百六十八億円となり、二千三百四十二億円の赤字だった前期から一気に改善。りそなホールディングスは前期比4・8%増の三千八百三十二億円で、いずれもグループ発足以来、最高となった。
前日には、昨年十月に二グループが経営統合した三菱UFJフィナンシャル・グループなど四グループが決算発表し、いずれも過去最高の最終利益を計上。特に三菱UFJは融資先の業績回復に伴い、過去に積んだ貸倒引当金を利益に繰り戻し、一兆千八百十七億円の最終黒字に転換、トヨタ自動車の一兆三千億円超に迫った。
公的資金については、三菱UFJが六月中、みずほフィナンシャルグループが七月中をめどに完済すると表明。これに対して三井住友は本年度中に、りそなは、三−四年後に完済のめどをたてる考えを示した。
〇七年三月期の業績は、三井住友と三菱UFJ、りそなが最終利益の減少を予想。三井住友は、取引先の中小企業に押しつけ販売をしていた金融派生商品について、金融庁から半年間の販売停止などの処分を受けたことが減益要因となり、営業強化の経費負担も増加する。三菱UFJとりそなは、貸倒引当金の戻り益が見込めず減益となる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060524/mng_____kei_____003.shtml