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2006年05月23日(火) 00時00分

三菱UFJ、最終益1兆1817億円 3月期連結決算 中日新聞

 三菱UFJフィナンシャル・グループが22日発表した2006年3月期連結決算は、最終利益が1兆1817億円となり、1兆3000億円超だったトヨタ自動車に迫る水準となった。融資先の業績回復により、過去に積んだ貸倒引当金を利益として繰り戻したことが主要因となった。この日の決算発表では、みずほフィナンシャルグループ、三井トラスト・ホールディングス、住友信託銀行も過去最高益を記録。大手銀行の経営回復が一段と鮮明になった。

 三菱UFJは公的資金を6月中に完済する方針も発表。3メガバンクの中で最も早い完済となる。昨年10月の統合当時、1兆4000億円の公的資金があったが、今年3月期末には5040億円まで減少していた。みずほも6000億円の公的資金を7月にも完済する方針だ。

 今回の決算では、貸倒引当金の戻し入れ益として6089億円を特別利益に計上した結果、最終損益は前期の2161億円の赤字から1兆1817億円の黒字となった。ただ、07年3月期の最終利益は戻り益が見込めないため、前期比36・5%減の7500億円を予想している。

 みずほフィナンシャルグループの06年3月期連結決算は、個人部門で投資信託などの販売手数料が増加したほか法人部門も好調で、最終利益は前期比3・6%増の6499億円だった。

 三井トラスト・ホールディングスの最終利益は27・3%増の1196億円、住友信託銀行は3・3%増の1000億円だった。


http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20060523/mng_____kei_____000.shtml