2006年05月23日(火) 00時00分

刺股バッチリ　不審者を退治 想定避難訓練　 不審者役の警察官を刺股で押さえつける教諭ら＝足利市で （東京新聞）

　学校への不審者侵入を想定した避難訓練が２２日、足利市葉鹿町の市立葉鹿小学校（藤倉昇校長、児童数４１７人）で行われた。足利署が全面協力し、倭文（しとり）和久巡査長が迫真の演技で不審者役を演じた。

　午前の授業中、不審者が２年２組の教室内に校庭側扉から侵入、大きな声を出しながら模造刀を振り回す。担任の一瀬清美教諭は机を押し出しながら応戦して児童全員を教室外に逃がすと、刺股（さすまた）を手に駆け付けた数人の教諭らが犯人を押さえつけた。校内には非常事態を伝える放送が流れ、全児童が体育館に避難した。

　指導に当たった同署生活安全課の大野幸恵係長は「先生たちの動きが適切でスムーズに児童の避難ができていた」と合格点をつけていた。　（梅村武史）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20060523/lcl_____tcg_____002.shtml