2006年05月23日(火) 00時00分

【伊勢・志摩】 伊勢地域でも“麻薬のもと”追放 自生「ケシ」一斉除去 （東京新聞）

　麻薬の原料となる植物「ケシ」を追放するキャンペーンを始めた県は２２日、南伊勢町で地元のボランティアと協力して除去作業をした。先行した鈴鹿、津両保健所管内に続き、自生ケシの一斉除去活動は伊勢保健所管内にも広がった。

　地元の自治会メンバーや保護司のほか、警察官や伊勢保健所の職員ら約２０人が参加。同町内をパトロールし、河川敷などに自生するケシを見つけて除去した。

　違法なケシとは知らずに農家の庭などに植えられているケースも見つかった。保健所職員が住民らにキャベツの葉のような白みがかった緑色の葉を持つソムニフェルム種の特徴などを説明し、除去を呼び掛けた。

　この日は計６３１本を除去。ボランティアの力を借りた一斉活動以外に、伊勢保健所管内では今春すでに職員が約３０００本を抜いている。　（紙山直泰）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060523/lcl_____mie_____010.shtml