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2006年05月22日(月) 00時00分

au、「ウォークマン」ブランド携帯発売へZAKZAK

どうするドコモ

 アップルとソフトバンクは現在、iPod内蔵携帯電話について提携を検討中とされるが、日経新聞によると、auのウォークマン携帯は今夏発売が決まったようだ。約500曲保存できるフラッシュメモリーと、ウォークマンの売り物である省電力技術で、連続再生時間を従来機の3倍、約30時間に伸ばして、店頭価格2万円程度を見込むという。

 携帯電話での楽曲ダウンロードと再生には、必ずしもiPodやウォークマンとの共同開発機種が必要というわけではない。携帯電話会社側から見れば、定評ある技術もさることながら、むしろ、知名度やカッコよさというブランドイメージで顧客を呼び込むのが狙いだ。

 一方、ソニーにとっては、携帯音楽プレーヤーの分野でiPodに大きく後れをとった中、ユーザーが重なる携帯電話で音楽に強いauと組み、ウォークマンのブランド再興につなげたい考え。すでに、スウェーデンの通信機大手エリクソンとの英合弁「ソニー・エリクソン」では昨年夏から欧州などでウォークマンブランドの携帯を販売している。今後、ドコモやボーダフォン日本法人にも供給する可能性もあるというが、まずは、ダウンロード楽曲数4297万曲とダントツに多いauを先行させた。

 「来月には、ドコモも楽曲ダウンロードと再生機能を持った機種をドコモ独自ブランドで発売します。アップルはソフトバンクと提携検討中とされますが、ドコモも同様の交渉経緯はあったようで、ソフトバンクを出し抜いて先行提携という事態がないともかぎらない。いずれにせよ、ソフトバンクが番号ポータビリティー制開始をビジネスチャンスととらえてボーダフォンを買収してから、各社とも一気にサービス・ラインアップの充実を急いできました」(アナリスト)

 先に総務省が発表した調査によると、インターネットへの接続は05年末、パソコンの6601万台を携帯電話が6923万台と追い越した。

 「携帯電話が携帯パソコン化する流れの中、楽曲ダウンロードを初めとして、おサイフケータイなど機能付加競争は永遠に続くでしょう」(同)

 もちろん、番号ポータビリティー制で脱落しなければ、である。

ZAKZAK 2006/05/22

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052201.html