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昨年4月に起きたJR福知山線(宝塚線)の脱線事故では、自動列車停止装置(ATS)の整備の立ち遅れや、安全より定時運行重視の経営姿勢が背景として指摘された。国交省は、経営中枢に運行現場の声を反映できる能力と権限のある人材を置いて安全面の対策を進める一方、経営トップには統括管理者の意見を尊重する義務を課すことにした。
安全統括管理者には10年程度の技術部門の実務経験が要件となる見込み。また、現場には部長級の運行管理者を置くことも新たに義務づける。
同省によると、JR各社は現状でも該当者が役員にいるが、私鉄のなかには役員が削減傾向にあったり、元々技術者を役員にしていない会社もあったりするといい、義務化に向けて役員の人選が進んでいるという。一方、自治体の首長が役員の多くを占める第三セクターや、人材が乏しい中小事業者も多いため、省令で非常勤を認めたり、経過期間を設けたりすることも検討している。
http://www.asahi.com/national/update/0522/TKY200605210160.html