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2006年05月22日(月) 00時00分

路上駐車は横ばい 都、5年で2割削減目指す 東京新聞

 都内の駐車場は十年間に約二十万台分も増えたのに、平日の利用率は約四割で、路上駐車は横ばい傾向−。都都市整備局がまとめた「駐車施策対策の基本方針改定案」でこんな実態が浮かび上がった。来月から、運転者が路上駐車して車両から離れると即違反。同局は「取り締まり強化とともに、モラル向上や駐車場への誘導システムを強化する」とし、五年をめどに路上駐車の二割削減を目指す。

 警視庁交通部によると二十三区内での二〇〇五年度の瞬間路上駐車台数は約十二万二千台。一九九九年度を除くここ十年間、十二万−十四万台前後で推移し、うち違法駐車は七−八割を占める。

 一方、多摩地区を含む都内全域の駐車場(小規模のものを除く)は、一九九四年の約四十六万三千台分から〇五年には約六十五万五千台分にまで増えた。しかし、利用率は平日で四割、休日で六割程度でしかない。

 同局は、ドライバーに付近の駐車場の料金や利用可能な車両サイズなどを紹介するITカーナビサービスを拡充するほか、都心での駐車場の位置や空き情報を伝える案内板を増やす。また、地域特性に合った対策の立案を区市町村に促し、商店街と駐車場業者を連携させて割引サービスを奨励するほか、オートバイ用のコイン駐車場などの整備を求める方針。

  (小坂井文彦)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060522/lcl_____tko_____002.shtml