2006年05月20日(土) 11時04分

若手官僚の会「プロジェクトＫ」、法人格に　（朝日新聞）

　「霞が関」改革を掲げる省庁横断の若手官僚２１人でつくる「新しい霞ケ関を創（つく）る若手の会」（プロジェクトＫ　代表・朝比奈一郎氏＝経済産業省、現在出向中）が法人格を取った。「有志の勉強会」と見られがちな会を法人化することで対外的な信用を高め、活動の幅を広げるのが狙いだ。２１日に東京都内で法人設立記念フォーラムを開く。

　法人名は「中間法人プロジェクトＫ」。４月に非営利目的の団体で法人格の取得が比較的簡単な「中間法人」でスタート、将来はＮＰＯ法人化することも目指す。

　このグループは約２年間議論した改革案を昨年１１月に「霞ケ関構造改革・プロジェクトＫ」（東洋経済新報社）として出版、約１万３０００部を売り上げており、その印税収入など資金面を透明化する目的もある。メンバーの一人は「声を上げたい若手官僚はまだまだいるはず」と、法人化で新たな参加に期待している。

　記念フォーラムでは浅野史郎・前宮城県知事が講演するほか、今後の活動方針も説明する。

http://www.asahi.com/politics/update/0520/002.html