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警視庁などの合同捜査本部は、小嶋容疑者が、元一級建築士姉歯秀次被告(48)の偽装がヒューザーの経営に甚大な影響を与えることを認識した上で、事態の隠ぺいを図ろうとしていたとみて追及する。
調べなどによると、この会議で小嶋容疑者は「完成済みの物件でも(偽装が)あるようだが、突然公表されては対応できない」と発言。さらに分譲中の千葉県船橋市のマンション「セントレジアス船橋」について、解体、建て直しなどで「損害額だけで優に二十億円を超える」との見通しを示した。その上で「完成済みの購入者から買い取り請求が来ると売り主として責任を全うできない。地震で倒壊した時に調査し発覚したことにすればいい」などと藤田被告に持ち掛けたとされる。
また、小嶋容疑者は「コンピューターソフトの中身を操作するような改ざんでなく、二通の計算書を差し替えた単純なことがなぜ確認検査時にチェックできなかったのか」とも語り、姉歯被告の偽装の手口についても、かなり把握している様子だったという。
捜査本部は、事態の深刻さを理解しながら、隠ぺいを図ろうとした小嶋容疑者が、GS藤沢の住民にあえて偽装の説明をせずに、購入代金を受け取った疑いがあるとみて調べている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060520/mng_____sya_____010.shtml