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システムは、各店舗が店先に張り出したQRコードを、買い物客が携帯電話などで読み取る。すると、その店の情報のみならず、他の店が、その店にいる客に向けて流したメッセージも出る仕組み。
例えば、精肉店が「五時から牛肉百グラム百円。夕飯にコロッケはいかがですか」という情報を、八百屋にいる客向けに流して、購買欲を誘う。また、ある八百屋が別の八百屋の店先にいる客向けに、安売り情報を流して対抗することもできる。
情報の発信方法は至って簡単。商店主が携帯電話やパソコンで、専用の画面に「野菜」とキーワードを打ち込めば、商店街すべての八百屋の店先にいる客に情報を配信できる。また、「〇〇町」などと地名を入力し、特定の地域に絞り込んで情報を送ることも可能。タイムサービスのような、いち早く買い物客に知らせたい情報にも対応できる。
開発したのは、情報検索システムの構築が専門の名古屋工業大学大学院の細川宜秀助手。二年前に、細かなキーワードを入力しなくても地図上から地域情報を検索できるソフトを発表。これを知った中野区商店街連合会から「うちでも応用できないか」と相談を受け、共同研究を続けてきた。
中野区商連IT事業部の塩沢清俊さんは、「ホームページだけでは、膨大な情報のなかで埋もれてしまう。ゆくゆくは防災情報などへも活用し、地域の掲示板として役立てたい」と話している。
システムは、臨海副都心の東京ビッグサイト(江東区有明)で十九日まで開催している情報技術展示会「IPAX2006」にも出展中。
問い合わせは中野区商連=電(3387)1131=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060519/lcl_____tko_____000.shtml