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一方、ヤフーの責任については「BB社とは顧客情報を別々に管理しており、ヤフー側からの流出は認められない」として請求を退けた。原告弁護団は「ネット上の情報流出について業者の責任を認めた初の判決だと思う」と話している。
判決によると、BB社は社名がソフトバンクBBだった02年12月、顧客の氏名・住所・電話番号などを記録したサーバーを維持管理する「現場隊」がユーザー名とパスワードを使えば、社外からでもこのサーバーにアクセスできるようにした。このため、現場隊にいた元派遣社員らによって、03年6月と04年1月に大量の顧客情報が流出した。
判決は、BB社が社外からのアクセスを可能にしたことについて、不具合復旧のために必要だったと認めたうえで、「元派遣社員の退職時にユーザー名を削除したり、パスワードを変更したりすれば流出を防げた可能性が高かった」と指摘。BB社が不正アクセス防止のための措置を怠ったと判断した。
〈BB社の話〉 判決文を慎重に検討し、今後の対応を決めたい。
http://www.asahi.com/national/update/0519/OSK200605190079.html