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宮城県の農家の二男として生まれ、20歳で上京。先物取引の営業やロレックスのインチキ時計の販売など、13もの職を転々とした後、不動産販売に行き着いた小嶋容疑者は昭和57年、28歳で不動産会社を設立した。
バブル崩壊の余波で一時は社員が4人まで減ったが、100平方メートル超で3000−5000万円と安価なマンション販売を始めて業績は回復。近年の成金ぶりはすさまじく、都内には評価額3億円の豪邸があったほか、千葉には社宅と称する別邸、六本木にはマンションを所有し、愛人らしき女性を住まわせていたと報じられた。
高校の同窓会にロールスロイスで乗り付け、「億単位の金が自由になる。何か困ったら言って」とまで豪語していた。さらに芸能人を招いたゴルフコンペを主催したほか、日本で1機しかない航空機を所有。「歌うパイロット 嶋進太郎」で歌手デビューするなど、道楽の限りを尽くした。
17日夜、小嶋容疑者を乗せた捜査車両が警視庁中央署に入った 偽装事件が発覚後、同社は破産(手続き中)し、これら資産は差し押さえられ、小嶋容疑者はマスコミに追われる身に。一部スポーツ紙の逮捕直前インタビューで小嶋容疑者は「転々としています。ビジネスホテルに泊まってみたり。一カ所にとどまっていると、おそらく携帯電話のGPSで調べられ、見つかりますので」とヘンな被害妄想まで抱いていた。
食事は「朝食500円、夕食は1500−2000円の弁当代を妻からもらってます。今食べたいものは生ものですかね。弁当では食べられないからね」。「一家離散。逃亡生活」と悲惨な生活を訴えるものの、今年2月には写真誌に地下鉄内で愛人と熱烈キスした姿をキャッチされていた。
いよいよ追い込まれた小嶋容疑者は、親しい知人に「いや〜もう、お金がなくて困っている」と漏らし、「しょっぴかれるかもしれない」とかなり弱気な面も見せていたという。
ZAKZAK 2006/05/18