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子どもたちがインターネットに触れる機会が増えている一方、小学生の約60%、中学生の約70%が、自分の家庭ではネット使用に関するルールが設けられていないと考えていることが、日本PTA全国協議会の調査で分かった。
インターネットを悪用した犯罪も増える中、多くの家庭で、ネットとの付き合い方が子どもの意思に任されている実態が浮かび上がった。
調査は昨年末、小学5年、中学2年各2400人と保護者計4800人を対象に行われた。
パソコンや携帯電話などでのインターネット使用について、「ほぼ毎日」と答えた小5の児童は9・0%(前年度6・8%)、中2の生徒は26・6%(同19・7%)と、ともに増加。平日に1時間以上使用していると答えた小5は9・6%、中2は20・7%だった。
一方、パソコンでのネット使用について「特に家庭内のルールはない」とした子どもは、小5で58・1%、中2で70・5%に上った。ただ、保護者の回答を見ると、同様に「ルールは設けてない」とした割合が、小5の保護者、中2の保護者とも20ポイント前後下回っており、子どもと親との意識の差も明らかになった。
また、同協議会では今回初めて性描写や暴力シーンのある「有害図書」に、子どもたちがどれだけ接しているか調査。読んだり、手に取ったりしたことのある子どもは、小5で20・6%、中2で30・2%に上ることが分かった。同協議会では今後、出版社やコンビニエンスストアなどに、販売の自主規制などを求める要請書を提出する。