2006年05月16日(火) 03時14分
JCB元社員5億円不正取引(産経新聞)
クレジットカード最大手のジェーシービー(JCB)の元課長級の男性社員=昨年十二月死亡=がパソコン購入名目で五億五千万円もの不正取引を行っていたことが十五日、分かった。同社は、この取引に関与していた元社員の知人を背任容疑の共犯で近く警視庁に刑事告訴する。元社員についてはすでに死亡していることから、告訴するかどうか検討している。
JCBによると、元社員は平成十四年七月から昨年十月まで約三年間、二十数回にわたり決済書類を偽造。システムライセンス料やソフトウエア料などに使用したと偽り、パソコン千六百台を私的に購入した。
今年一月になって、元社員にパソコンを販売した会社からの問い合わせで不正が発覚。その後の調査で、元社員の知人が取引に深く関与していることが判明したという。
JCBは「巧妙に偽装工作しており、取引先から連絡があるまで不正を認識できなかった」と話している。
(産経新聞) - 5月16日3時14分更新
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