2006年05月16日(火) 21時38分
消費者金融4社が大幅減益…「グレー金利」引当で(読売新聞)
消費者金融大手4社の2006年3月期連結決算が16日、出そろった。
強引な取り立てなどの違法行為で業務停止処分を受けたアイフルの税引き後利益が前期比13・1%減の658億円となるなど各社とも大幅な減益となった。
税引き後利益は、アコムが同19・5%減の655億円、プロミスが同44・2%減の420億円、武富士が同31・7%減の469億円とそれぞれ減少した。
今年1月に最高裁が利息制限法の上限金利(元本金額によって15〜20%)を超える「グレーゾーン金利」を事実上認めない判決を出した影響で、顧客から超過利息の返還請求が増加し、実際の返還額に加え、将来の返還請求に備えた引当金を計上したため、軒並み減益となった。
(読売新聞) - 5月16日21時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060516-00000014-yom-bus_all