2006年05月15日(月) 21時38分
病死のJCB元社員、約5億5千万の不正取引発覚(読売新聞)
クレジットカード大手のジェーシービー(JCB、東京)は15日、課長クラスの元社員が架空取引でパソコン約1600台を購入するなどして、約5億5000万円の不正取引を行っていたことがわかったと発表した。
元社員は2002年7月から05年10月にかけて二十数回にわたり、「ソフトウエア料」などの名目で架空の取引書類を作成し、実際にはパソコンを購入して私的に取得していた。
本人が昨年12月に病死したため、不正取得の目的などはわかっていない。元社員が死亡した後の今年1月、取引業者から同社に不正購入したパソコンの入金の確認の電話があり、発覚した。
JCBは、関係書類に名前があった社外の人物が不正取引にかかわっていた可能性が高いとして、この人物を週内にも背任の疑いで警視庁に刑事告訴する方針だ。
(読売新聞) - 5月15日21時38分更新
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