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北朝鮮から覚せい剤が大量に密輸された事件で、韓国籍の無職禹時允(ウ・シユン)容疑者(59)らが陸揚げした覚せい剤が、指定暴力団極東会だけでなく、松葉会系組幹部(68)を通じて同会系の密売グループにも流れていたことが14日、警視庁などの合同捜査本部の調べで分かった。
また、禹容疑者には、中国に数十回の渡航歴があることも判明。捜査本部は、同容疑者が中国経由で北朝鮮に入り、北朝鮮と日本の暴力団との間で覚せい剤の密輸の仲介をしていたとみている。
松葉会系暴力団の関与が明らかになった発端は、2005年2月に埼玉県内の無職男(50)の自宅マンションを警察当局が捜索し、覚せい剤約19グラムを押収した事件。このマンションに、松葉会系組員が頻繁に出入りしていたことなどから、警察当局は、同会系の密売グループの存在と、その中心に松葉会系組幹部がいることを突き止めた。
その後の捜査で、松葉会系組幹部は、極東会系組長・宮田克彦容疑者(58)から密売用の覚せい剤を仕入れ、グループのメンバーに渡していたことが判明。群馬県に住む鳥取県出身の運送業の男(37)が、陸揚げされた覚せい剤の運搬役を務めていたことも分かった。