2006年05月14日(日) 09時52分
「マダイ」投資、配当金滞る…キュート社を刑事告訴へ(読売新聞)
愛媛県愛南町の真珠養殖販売会社「キュート」の社長(63)が、マダイ養殖への投資話を主婦らに持ちかける手口で、少なくとも約200人以上から計5億円を集めながら、配当金を滞らせていることが分かった。
社長は真珠養殖を巡る投資話でもトラブルになっている。マダイと真珠の投資事業に絡む契約者は26都道府県で計1200人以上、契約総額は15億円を超すとみられる。
社長は所在不明で、一部の契約者は近く、社長を出資法違反容疑で刑事告訴する。
宮城、愛媛両県などでは被害対策弁護団も結成され、一連の投資トラブルは巨額詐欺事件に発展する可能性が出てきた。
関係者によると、社長は2001年9月〜02年4月にかけ、茨城県笠間市内で経営する真珠販売会社「クォリティー」や知人の健康食品販売会社を通じ、主婦らに直接会うなどして「知人が経営する愛媛県内のマダイ養殖場に投資すれば、販売利益で3か月後、元本の2倍になる」などと勧誘。契約者が家族や知人に次々と紹介する手法で、東京や大阪、埼玉など少なくとも10都府県の約200人以上と契約した。多くの場合、契約額は1人100万円で、総額5億円以上を集めた。
(読売新聞) - 5月14日9時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060514-00000102-yom-soci