2006年05月13日(土) 20時11分
フリーター採用枠を検討 国家公務員3種で(山形新聞)
政府の「再チャレンジ推進会議」(議長・安倍晋三官房長官)は13日までに、国家公務員3種(高卒程度)について毎年100人程度の「フリーター採用枠」を新設する方向で検討に入った。
バブル崩壊後の不況期に高校などを卒業し、就職が難しかった現在20代後半から30代のフリーターに就労機会を提供する狙い。ポスト小泉有力候補の安倍氏が、改革に伴う格差拡大の是正策の一環としてアピールする思惑もある。
ただ、新たにフリーター優遇の採用枠を設けることは、国家公務員5%以上純減の政府方針と整合性が取れなくなるとの指摘もある。国家公務員採用を担当する人事院も難色を示しており、フリーターをどう定義づけるかなど、今後の調整は曲折がありそうだ。
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