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2006年05月13日(土) 19時03分

マツダ、植物原料プラスチックを共同開発 広島大などと朝日新聞

 石油原料のプラスチックとほぼ同じ強度と耐熱性を持つ植物原料プラスチック(バイオプラスチック)を、自動車大手のマツダが広島大学、近畿大学などと共同開発した。マツダは、このバイオプラスチックを自動車の内装部品に使う考えで、数年後には実用化したいとしている。

マツダが新開発したバイオプラスチック(左)。写真は助手席ボックス下部の試作部品。

 トウモロコシから採れるポリ乳酸を主原料にした。広島大、近畿大などが新開発した石油系の添加物をポリ乳酸に加え、これまでのバイオプラスチックで弱点とされてきた強度と耐熱性を大幅に向上させた。現時点では生分解できないものの、今後、生分解できる技術も検討する。

 現在、自動車の内装部品に多く使われる石化系プラスチックのポリプロピレン(PP)に比べ、製造過程での使用エネルギー量が約3割少ないという。

http://www.asahi.com/business/update/0513/015.html