2006年05月12日(金) 01時19分
<JT>主力マイルドセブンなど増税分以上の値上げ(毎日新聞)
日本たばこ産業(JT)は11日、たばこ税の増税に伴う7月1日からの値上げを、財務省に申請した。値上げは03年7月以来、3年ぶり。主力のマイルドセブンなどでは、1箱30円(1本当たり1.5円)の値上げで、値上げ幅は今回の増税分(1本当たり82銭で、小売店マージンを加えて1本1円)を上回る。
JTが扱う紙巻きたばこ全115銘柄のうち、マイルドセブンと同じ1本当たり1.5円の値上げは、チェリー、キャビン・プレステージを加えた計13銘柄。セブンスターなど96銘柄は増税分と同じ同1円の値上げ。わかば、エコーなど6銘柄では値上げを同0.5円にとどめる。
マイルドセブンなどで、JTが増税分以上の負担を喫煙者に求めるのは、08年から始まる成人識別機能付きの自動販売機の設置や、分煙スペースの整備などでコストが膨らむ事情があるという。マイルドセブンは1977年に150円で発売され、国内の喫煙者の3人に1人が愛用するJTの代表銘柄。増税分以上の値上げは今回が初めてで、新価格は発売価格の2倍の300円になる。【三沢耕平】
(毎日新聞) - 5月12日1時19分更新
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