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カルシウムたっぷりの牛乳は、成長期の子どもや、骨の弱ったお年寄りにとって大事な栄養源だ。だが最近は、消費者の牛乳離れが進み、生産がだぶつく事態になっている。そのまま飲むだけではなく、料理にも活用して牛乳離れに歯止めをかけたい。
料理研究家の藤井恵さんは「牛乳のニオイがダメという子どももいるようですが、他の素材と混ぜ合わせたり、冷やしたりすれば気になりません。シチューやグラタンに使うのが一般的ですが、和食のレシピもありますよ」と話す。
牛乳をたっぷり使った3品を紹介してもらった(4人分)。まずは牛乳豆腐。
〈白練りゴマ、本クズ、牛乳をよく混ぜ合わせて1度こし、鍋に入れて火にかける。木べらで混ぜながら中火で粘りが出るまで5〜6分煮る。塩小さじ5分の1杯、みりん同1杯、酒大さじ1杯を混ぜ合わせて、一煮立ちさせる。
水をくぐらせた型に流し入れ、あら熱が取れたらラップをして冷蔵庫で約30分冷やす。固まったら食べやすい大きさに切る。ワカメは一口大に切り、だし汁1カップ、薄口しょうゆ大さじ1杯の汁につけてから、器に盛った豆腐に添える。ワカメをつけた汁をかけてワサビをのせる〉
牛乳入りとは思えないような、あっさりしたおいしさを味わえる。
続いてアサリとソラマメの牛乳炊き込みご飯。
〈アサリは塩水に浸し、冷暗所に置いてしっかり砂を吐かせ、よくこすり洗いしておく。酒大さじ2杯と一緒に鍋に入れ、ふたをして煮立ったら中火で2〜3分、殻が開くまで加熱する。といでザルにあげた米を炊飯器に入れ、アサリの蒸し汁に水を混ぜた計180ccを加え、約30分浸しておく。牛乳と塩小さじ3分の2杯を混ぜ、薄皮をむいたソラマメをのせて米を炊く。炊きあがりにアサリを殻ごと戻して一緒に蒸らし、全体を軽く混ぜる〉
アサリの風味が牛乳のニオイを消して食べやすい味だ。
最後に冷たいエダマメミルクスープ。
〈エダマメは15分ゆでてから冷まし、サヤから出して薄皮を除き、フードプロセッサーに2〜3分かける(またはスリコギですりつぶす)。なめらかになったらボウルに入れ、だし汁1カップ、塩小さじ1杯、しょうゆ同1杯を加えて、さらにかくはんする。牛乳を加えて混ぜ、冷蔵庫で約15分冷やす。器に注ぎ、千切りにした青ジソを散らす〉
この3品でちょうど1リットルの牛乳を使ったことになる。「4人分ですから1人250cc。1食分に必要な量としては十分です」と藤井さん。
「牛乳は、夏場はそうめんのつゆに加えたり、固めてゼリーなどのデザートにしたり、冬場は鍋に使うこともあります。意外と使い勝手があるので、いろいろ試してみてください」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/cooking/tsubo/20060512ok01.htm