2006年05月12日(金) 00時47分
数十億件の通話記録収集か 米政府、大手通信会社から(共同通信)
【ワシントン11日共同】米紙USAトゥデーは11日、2001年の中枢同時テロ以来、令状なしで米国内からの通話を盗聴していた国家安全保障局(NSA)が米大手通信会社に対し、テロ対策のデータベース構築の目的で、数千万人に上る市民の通話記録の提示を要請、数十億件もの記録を極秘に収集していたと報じた。
昨年判明した盗聴活動についてブッシュ政権は「戦時下の大統領には盗聴の権限がある上、発信者か受信者の一方が国外なので問題ない」との見解を示していたが、今回明らかになった記録収集は国内間の通話が多数含まれており、新たな論争を呼ぶのは必至。昨年初めまでNSAトップだったヘイデン国家情報副長官の中央情報局(CIA)長官指名承認にも影響を与えそうだ。
(共同通信) - 5月12日0時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000003-kyodo-int