2006年05月12日(金) 12時02分

県司法書士会：相談件数の６割は消費者金融債務者−−無料相談会　／福島（毎日新聞）

　県司法書士会（芳賀裕会長）が福島市で実施している無料法律相談会に寄せられる相談件数の約６割が、消費者金融の債務者からのものであることが、同会の集計結果で明らかになった。
　同市内では一昨年から毎月１回相談会が開かれ、相続問題や少額訴訟など法律問題について司法書士がアドバイスを送っている。
　相談件数で際立って多いのが消費者金融の債務者からの自己破産の方法などの問い合わせ。昨年４月から今年３月まであった２４０件の相談のうち約６割の１４３件に上った。
　大手消費者金融会社アイフルの強引な取り立てが社会問題化したように、相談会開始以来、消費者金融絡みは毎月増加傾向にあるという。同会がいわきと会津若松で実施している相談会でも、多重債務に関する相談が目立っている。
　福島市では１３日午後１時から今月の相談会を開く。相談時間は１人４０分で、複数の司法書士が直接面談するか、電話で対応する。いずれも事前予約が必要となっている。問い合わせは（０２４・５３３・５５３９）。【菊谷隆】

５月１２日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000061-mailo-l07