2006年05月11日(木) 02時10分
「亀裂埋めるのは困難」 上祐代表が独立を表明(共同通信)
オウム真理教(アーレフに改称)の上祐史浩代表(43)が、在家信者を対象にした大型連休中の集中セミナーで「反上祐派との亀裂を埋めるのは困難」と話し、財政や施設の分離を7月までに進めた上で、独立する方針を明らかにしていたことが10日、分かった。
新教団立ち上げに向けて、教義や修行のシステムを見直すことも表明。教団の分裂に向けた流れが決定的になった。公安当局は「『麻原隠し』を進めて団体規制法の観察処分を逃れようとする意図がある」とみている。
一方、反上祐派が開いたセミナーは、正悟師と呼ばれる5人の幹部がいずれも説法を行わなかったことが判明。
2003年10月に上祐代表が教団運営から退き、集団指導体制に移って以降、セミナーで幹部が説法しなかったのは初めてで、公安関係者は「集団指導体制が破たんし、幹部の指導力不足が現れた形」と分析している。
(共同通信) - 5月11日2時10分更新
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