2006年05月11日(木) 03時00分
振り込め詐欺“支援”で報酬 拠点提供の男逮捕(産経新聞)
振り込め詐欺の拠点に使われると知りながらマンションを仲介したとして、警視庁捜査二課は犯人蔵匿容疑で、東京都新宿区歌舞伎町の不動産仲介会社「BROAD」社員、日影光一朗容疑者(24)を逮捕した。
前身の会社は社長が振り込め詐欺で逮捕され、詐取した金で設立されていたといい、日影容疑者も当初役員だった。被害総額百億円を超える組織的な振り込め詐欺事件の一グループにも部屋を仲介していたという。
調べでは、日影容疑者は十七年六月−十月、目黒区と杉並区のマンション計二室を会社名義などで契約し、振り込め詐欺グループのメンバーの知人に住居兼拠点として提供した疑い。捜査二課はこうした行為が犯人蔵匿にあたると判断した。同様の手口で計六件の物件を詐欺グループに提供し、計三百数十万円の報酬を得ていた。
日影容疑者は以前、山口組旧五菱会によるヤミ金融事件のグループで活動し、当時から知り合いの振り込め詐欺グループのメンバーにも部屋を提供していた。
(産経新聞) - 5月11日3時0分更新
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