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同課によると、一−三月の平均被害額は一件当たり約二百三十万円。二〇〇五年通年での平均額二百五十万円から微減しているが、発生件数は増加傾向だという。
期間中の被害最高額は、平塚市内の男性(67)が二月二十七日から三月二日にかけだまし取られた千二百五十万円だった。
被害者の九割が「振り込め詐欺」の内容や被害が広がっていることを認識していたが、それでもだまされてしまうケースが多いという。
同課は「人は息子のこととなると動転する。犯人側も、わいせつ絡みや会社での着服、債務返済など人に言いづらい事例を持ちかけ、被害者に考えるすきを与えさせない」と犯人側の手口と被害者の心理を指摘。被害を防ぐため、同課は「とにかく誰かに相談と確認を」と強調する。
さらに、犯人側が「金融機関の職員から注意されたらローン代だと言え」などと被害者に“入れ知恵”するケースも増加しているといい、より巧妙化する振り込め詐欺に注意を呼びかけている。 (石川智規)
http://www.chunichi.co.jp/00/kgw/20060504/lcl_____kgw_____006.shtml