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NHKには地上波2、衛星3、ラジオ3の計八つのチャンネルがあり、懇談会は「八つは多い」との見解で一致していた。「チャンネル数を減らせば、経費が削減できる」との判断から、受信料の値下げも求める。受信料制度については、不祥事の再発が防げるようなガバナンス(統治能力)の改善が確認できた段階で、支払いの義務化を検討する。
具体的にどのチャンネルを削減するかについて、懇談会の松原聡座長は29日のテレビ朝日の番組で「地上波テレビの総合と教育のうち一つを削ることはすぐには難しい」と述べ、BS(衛星放送)やラジオのチャンネルから削減を検討していく考えを示唆した。NHKは「それぞれのチャンネルには役割があり、一部をやめれば視聴者の反発が出る」(幹部)と削減に慎重な姿勢を示しており、懇談会の方針は視聴者も巻き込んだ議論になりそうだ。
IP放送は、NTTグループやKDDIなどの通信各社が光ファイバー回線などを通じて家庭用テレビに流しているが、ケーブルテレビと違って地上波テレビ番組は見られない。著作権法で「通信(自動公衆送信)」と位置づけられており、出演者や楽曲制作者など多数の権利者から許諾を得る必要があるからだ。
報告書は、今年中の著作権法改正案の国会提出を念頭に、速やかにケーブルテレビと同じ有線放送に位置づけるべきだとの意見を盛り込む。著作権法担当の文化庁との調整が必要になりそうだ。
http://www.asahi.com/national/update/0501/TKY200604300177.html