2006年04月30日(日) 02時25分
邦人射殺 融資話に誘われ渡航 詐欺まがいの疑い(産経新聞)
【バンコク=岩田智雄】タイのバンコク近郊のパトムタニ県で邦人二人の射殺体が見つかった事件で、二人は融資話に誘われてタイを訪問し、マレーシア人男性と面会していたことが二十九日、タイ国家警察などの調べで分かった。二人は、世界銀行の幹部になれば融資が受けられ、そのためには手数料がかかると持ちかけられていたとみられ、行方不明になっている八千万円の所持金はその費用だった可能性が浮上している。
調べでは、今年三月、遺体で発見された東京都出身、小島善雄さん(53)と久金辰也さん(52)の二人は昨年八月以来、四回にわたってタイを訪れていたが、この間、このマレーシア人男性から融資話を聞かされていた。現地の捜査当局は、この話が詐欺まがいだった可能性があるとみている。
(産経新聞) - 4月30日2時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060430-00000016-san-soci