悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
関係者によると、保管書類の大量処分が行われたのは、昨年十二月初旬、東京地裁で木村建設の破産手続き開始決定が出た数日後。
多くの社員が本社に集められ、経理担当役員から「まずいと思うものは捨てろ」などと伝えられ、社内の会議で使っていた資料など関係書類が一斉に処分されたという。当時、同年内にも家宅捜索が行われるとの報道がされていた。
関係者は「会社に訪れる債権者や報道機関の目を意識して、作業は窓のブラインドを下ろして続けられた。社員たちは皆、大慌てだった」と話している。
その後、捜査本部は同月下旬、木村建設本社や東京支店などに加え、木村容疑者宅や子会社の平成設計(東京都千代田区、破産)を一斉捜索。経理関係書類や設計図書など約二千点を押収した。
帳簿類など、同社の粉飾決算を分析する上で重要な資料は残っていた。当時、帳簿類などは破産管財人の管理下にあったため、勝手に破棄できなかったという。だが、関係者は「大がかりな作業だったので、誰が何を処分したのか全体像は分からない。だが、姉歯(秀次容疑者)関連の資料などが捨てられたのでないか」と推測している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060427/eve_____sya_____004.shtml